食べログ評価3.5以下でも輝く!麻布十番の新星スペインバル「NICO」の魅力





巷では、グルメサイトの評価が高い店が人気を集める傾向にありますが、必ずしもそれが全てではありません。多くの隠れた名店が、まだ広く知られていないだけで、その真価を秘めています。今回ご紹介するのは、フードライターの森脇慶子さんが太鼓判を押す麻布十番のスペインバル「NICO」です。この店は、グルメサイトの評価が3.5未満であるにもかかわらず、その魅力で多くの食通を惹きつけています。なぜなら、サイトの評価は口コミ数や新しさによって左右されることがあり、本当においしい店が評価に追いついていないケースも少なくないからです。
「NICO」を率いるのは、24歳という若さで店長を務める吉見吏世さん。彼女は都内のチャイニーズレストランで経験を積んだ後、22歳で単身スペインへ渡り、サンセバスチャンや三つ星レストラン「アスルメンディ」で研鑽を積んだ実力派です。帰国後、恵比寿での間借りバルを経て、昨年9月に念願の自身の店「NICO」を麻布十番にオープンしました。「地元に根差した店にしたい」という彼女の情熱が、店のコンセプトにも強く反映されています。吉見さんと共に店を支えるのは、アメリカ人の父と日本人の母を持つクリスティーナ・ジャクソンさんです。彼女は幼い頃から家族の飲食店を手伝い、料理の道へ進みました。ニューヨークに本部を置く名門料理大学「CIA(カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ)」で専門知識を習得し、和食からイタリアンまで幅広いジャンルで経験を積んだベテランシェフです。吉見さんが以前働いていたおばんざい店でクリスティーナさんをスカウトし、現在は彼女が主に料理を担当しています。
この二人の若き才能が、伝統的なスペイン料理に新たな息吹を吹き込んでいます。「NICO」のタパスは、一人でも気軽に楽しめる小ポーションで提供され、カウンターには色とりどりの料理が並びます。特に「タコのガリシア」は、訪れる客を魅了する逸品です。吉見さんの経営手腕とクリスティーナさんの卓越した料理技術が融合し、麻布十番の地で新たな美食の風景を創り出しています。彼女たちの店は、単なる飲食店に留まらず、食を通じて地元コミュニティとの繋がりを深め、多くの人々に喜びと感動を提供する場所として成長していくことでしょう。
真に価値あるものは、時に目に見える評価基準だけでは捉えきれません。吉見さんとクリスティーナさんの情熱と才能が詰まった「NICO」は、既成概念にとらわれず、自身の感性を信じて探求することの重要性を教えてくれます。美味しい料理は、人を幸せにする力があり、作り手の想いが込められた一皿一皿が、訪れる人々の心に深く刻まれます。これからも、二人の創造性が生み出す素晴らしい料理の数々が、多くの人々を魅了し続けることでしょう。私たちも、固定観念にとらわれず、新しい発見と感動を求め、人生の豊かな経験を追求していくべきです。