「麦麦焼酎」の深遠なる世界へ誘う:伝説の「兼八」とプロフェッショナルたちの評価

この夏、焼酎愛好家たちの間で熱い注目を集めているのが、dancyuが提唱する「麦麦(バクバク)焼酎」です。グラスに注がれた瞬間から広がる麦の香ばしいロースト感、そして一口味わえば全身に響き渡る濃厚なコクと甘みは、まさに麦のポテンシャルを最大限に引き出した逸品。今回は、そんな「麦麦焼酎」を語る上で欠かせない「麦麦焼酎四天王」の一角であり、そのパイオニアとして君臨する「兼八」にスポットを当て、その魅力と進化の軌跡、そして専門家たちの舌を唸らせた味わいの秘密を探ります。
「麦麦CLUB」が語る「兼八」の真髄:進化し続けるパイオニアの味わい
「麦麦焼酎」の夏が到来し、その探求のために結成された「麦麦CLUB」のメンバーたちが、清澄白河の小料理店「かまびす」に集結しました。参加したのは、焼酎の深い知識と鋭い感性を持つ「かまびす」チーママの一場ちひろ氏、「エシカル・スピリッツ」の蒸留家である山口歩夢氏、「鳥酎 神田大手町」店長の中瀬航汰氏、押上の人気バー「焼酎Bar 秘蔵」店主の土山章裕氏、創業1912年の老舗酒屋「内藤商店」四代目の東條晃一氏、そして大塚の名店「居酒屋 Hana」店主の花岡賢氏といった、錚々たる顔ぶれ。彼らは、かつて麦焼酎の常識を覆し、「兼八以前・兼八以後」という言葉を生み出した四ッ谷酒造の「兼八」を試飲しました。
「兼八」は、その発売当初、はだか麦由来の力強い風味が話題を呼びましたが、時を経て酒質は驚くほど洗練されました。代表の四ッ谷岳昭氏によると、蒸留と濾過方法の改良が、その味わいに丸みと深みをもたらしたとのこと。麦麦CLUBのメンバーたちは、その透明感あふれる上品な甘味と、複雑でありながらも調和の取れた香りに感嘆の声を上げました。一場氏は「和三盆のような上品な甘味とカカオハスクのフレーバー」、土山氏は「ポン菓子やビターチョコを思わせる心地よいロースト香」、東條氏は「麦わらの香りと、氷が溶けても薄まらない伸びのある味わい」と表現。中瀬氏は「程よい酸と、加水で際立つ甘みが旨い」、花岡氏は「きれいな香りで、飲んだ後の残り香もスムーズに鼻から抜けていく」と絶賛しました。さらに山口氏は「大地のニュアンスを感じる力強さの中に、奥に隠れた陳皮の香り」を発見し、その奥深さに舌を巻きました。これらのコメントは、「兼八」が単なる力強い焼酎ではなく、繊細なバランスと豊かな香りを兼ね備えた、まさに芸術品であることを示しています。
この夏、「兼八」はソーダ割りはもちろん、お湯割りでシナモンのようなほのかな香りを楽しむのもおすすめです。そして、この力強い「麦麦焼酎」には、ガツンと旨い肉中華が最高の相性を見せるとのこと。専門家たちが太鼓判を押す「兼八」は、新たな焼酎体験への扉を開くことでしょう。
「麦麦焼酎」の登場は、日本の蒸留酒文化に新たな風を吹き込むものと言えるでしょう。特に「兼八」のようなパイオニアが、その製法を常に進化させ、より洗練された味わいを追求し続ける姿勢は、他の酒蔵にも良い刺激を与え、業界全体の品質向上に繋がる可能性があります。また、「麦麦CLUB」のような専門家集団による多角的な評価は、消費者がより深く焼酎の魅力を理解し、自身の好みに合った一本を見つける手助けとなります。焼酎が持つ多様な風味と可能性が再認識され、日本国内外での人気がさらに高まることを期待せずにはいられません。この夏、ぜひ「麦麦焼酎」を手に取り、その奥深い世界を体験してみてください。