老舗天ぷら店「天七」が北鎌倉に新店舗を開設






長年の歴史を持つ天ぷら料理店「天七」が、創業から60年の節目に新たな挑戦として、古都の風情が残る北鎌倉に支店を構えました。この新店舗は、伝統的な職人技術と現代的な趣を融合させ、訪れる客に特別な食体験を提供しています。特に、築150年を超える歴史的建造物を再生した空間で味わう揚げたての天ぷらは、地域の文化と融合した新しい gastronomic experience を提案しています。
この新しい試みは、横浜・関内に本店を構える「天七」が、これまで培ってきた天ぷらの技術と日本酒の豊かな組み合わせを、より多くの人々に伝えるために計画されました。北鎌倉という場所が選ばれたのは、その落ち着いた雰囲気と、天ぷらと日本酒をゆっくりと味わうのに最適な環境が決め手となりました。また、幕末期に建てられた蔵を移築し、現代的な要素を取り入れつつも歴史を感じさせる空間が、この新店舗の大きな魅力の一つとなっています。
店内は、大正時代のロマンを感じさせるステンドグラスやアンティーク調の木製家具が配置され、建物の古い梁や柱がそのまま生かされています。これにより、懐かしさと温もりが共存する独特の雰囲気が醸し出されています。席は、職人が目の前で天ぷらを揚げる様子を間近で見られるカウンター席が10席、そして最大9名まで利用可能なプライベート感あふれる個室が用意されており、個室にも揚げたてを提供するための専用カウンターが完備されています。
メニューの中心は、総料理長である篠原貴氏が監修するコース料理です。篠原氏は、東麻布の「五代目 野田岩」や横浜の「日本料理 梅林」といった名店で修行を積んだ経験を持つ、和食のスペシャリストです。彼は、食材ごとに最適な揚げ加減、油の温度、火の通し方などを瞬時に判断し、香りや音、後味に至るまで細部にわたってこだわり抜きます。その専門知識は、日本野菜ソムリエ協会の認定資格も持つことから、鎌倉の地元の新鮮な野菜を使った創作料理や、旬の素材選びにも発揮されています。ランチは5,000円から、ディナーは10,000円からのコースが用意されており、訪れる人々に季節ごとの最高の味を提供しています。
「天七 北鎌倉店」は、単なる飲食店ではなく、日本の伝統的な食文化を尊重し、次世代へと繋げていくという同店の強い意志が込められた場所です。歴史的な建造物の再利用、熟練の技を持つ料理人の存在、そして地元の旬の食材へのこだわりが一体となり、訪れる人々に深い感動と記憶に残る食体験を提供することでしょう。この新店舗の開店は、北鎌倉の食文化に新たな光を灯し、多くの食通たちの注目を集めています。