ぐるめぶんか

夏にぴったり!地中海風ちらし寿司のレシピ

夏の訪れを感じさせるこの季節に、食卓を彩る特別なちらし寿司のレシピが注目を集めています。料理家の真藤舞衣子先生が考案した「焼きパプリカと海老のちらし寿司」は、まるで地中海のバカンスを思わせるような、鮮やかで爽やかな味わいが特徴です。手軽に作れるパスタのように、ちらし寿司をもっと身近に楽しむことを提案するこの連載の第14回で紹介されたこの料理は、休日のお昼ご飯や友人との楽しい昼飲みに最適。鮮やかな見た目と奥深い味わいが、夏の気分を盛り上げてくれること間違いなしです。

真藤先生によると、このちらし寿司の最大のポイントは、直火でじっくりと焼き、甘みを最大限に引き出したパプリカと、プリプリとした食感の海老の組み合わせにあります。これに、ドライトマトやオリーブの豊かな風味と旨味が加わることで、南イタリアやスペイン、ギリシャといった地中海地域の食文化を感じさせる一皿が完成します。さらに、白ワインビネガーを使用した爽やかな寿司飯が、これらの具材の味わいを一層引き立て、軽やかで上品なハーモニーを生み出します。

材料は赤パプリカ、むき海老、セミドライトマト、グリーンオリーブ、イタリアンパセリなど、比較的手に入りやすいものばかり。作り方もシンプルで、まず米を炊いてから白ワインビネガー、きび砂糖、塩を混ぜたAを加えて寿司飯を作ります。次に、パプリカを直火で焼いて皮をむき、一口大にカット。海老はさっと茹でて水気を切り、セミドライトマトとオリーブは刻んで準備します。最後に、これらの具材を寿司飯の上に美しく盛り付け、黒胡椒とオリーブオイルで風味を加えれば完成です。

完成したちらし寿司は、パプリカの鮮やかな赤と海老のオレンジ色が、真夏の太陽のように食欲をそそります。口に運べば、焼かれたパプリカのトロリとした舌触りと優しい甘み、そして白ワインビネガーの寿司飯が絶妙に融合し、まるでマグロの赤身のような食べ応えを感じさせます。ぷりぷりの海老、凝縮されたトマトの酸味と塩味、オリーブのコク、そしてイタリアンパセリの清涼感が一体となり、複雑ながらも調和の取れた味わいを生み出します。真藤先生は、この料理にはシャブリやサンセールのような、上質な酸味を持つ白ワインを合わせるのがおすすめだと語ります。部屋にいながらにして、まるで地中海の心地よい潮風を感じさせるような、そんな至福の昼食を体験できることでしょう。

この「焼きパプリカと海老のちらし寿司」は、料理家の真藤舞衣子さんが、発酵研究や料理教室、書籍出版など多岐にわたる活動の中で培ってきた知識と経験が詰まった一品です。彼女の提案する、気軽に楽しめて本格的な味わいのちらし寿司は、日本の伝統的な食文化と地中海の美食が見事に融合した、新しい夏の定番料理となりそうです。

台湾ドーナツ専門店「台灣甜甜軒」九段下に開店

2026年5月、東京・九段下に新たな食の魅力が誕生しました。台湾の夜市で人気を博すサクサク食感のドーナツを提供するテイクアウト専門店「台灣甜甜軒」がオープンし、早くも注目を集めています。この店舗は、飯田橋駅と九段下駅から徒歩約5分の場所に位置し、通勤・通学客や散策を楽しむ人々にとって新たな立ち寄りスポットとなっています。店主の高橋氏の「揚げたてが一番おいしい」というこだわりが詰まった台湾ドーナツは、日本にいながらにして現地の味覚を体験できると好評です。

「台灣甜甜軒」の開店は、店主である高橋氏の長年の夢と情熱の結晶です。元々、台湾グルメの商品開発やSNSを通じて台湾の食文化を日本に広める活動を行っていた高橋氏は、数々の百貨店での台湾フェアやイベント出店を通じて、台湾ドーナツへの大きな反響を実感しました。特に、1日に700個以上を売り上げるなど、その人気は絶大で、「常設店舗を設けてほしい」という多くの声が寄せられたことが、今回の実店舗オープンへの強力な後押しとなりました。

出店地として九段下を選んだのにも、高橋氏の明確な意図があります。この地域はオフィス街、学校、そして住宅地が混在する多様な顔を持つエリアであり、幅広い年齢層の人々が行き交います。また、東京大神宮が近くに位置していることから、散策や食べ歩きを楽しむ人々が多いことも魅力でした。このような立地条件が、より多くの人々に台湾ドーナツの魅力を届けられると判断したのです。

「台灣甜甜軒」のドーナツ生地は、高橋氏がその美味しさに感銘を受け、自らオファーして仕入れている「ドーナツもり」の特製生地を使用しています。この生地は、湯種製法と低温長時間発酵を組み合わせ、3日間かけて丁寧に作られています。これにより、小麦本来の旨みが凝縮され、他では味わえない独特の風味と食感を生み出しています。

店名の「台灣甜甜軒」は、台湾華語でドーナツを意味する「甜甜圈(tián tián quān)」から着想を得ています。高橋氏は「圈」を「軒」に置き換えることで、ドーナツの意味合いを残しつつ、「台湾のスイーツ屋さん」というコンセプトを表現しました。発音の類似性を活用し、現地の文化に根ざした親しみやすい名称にすることで、来店客に台湾の温かさを感じてもらいたいという願いが込められています。

「台灣甜甜軒」は、その場で揚げることで提供される、台湾夜市を彷彿とさせるサクサクの台湾ドーナツが魅力のテイクアウト専門店です。店主の長年の情熱とこだわりが詰まったこの新店舗は、九段下という多様な人々が行き交う立地で、幅広い層に台湾の食文化を発信しています。特製の熟成生地から生まれる深い味わいは、訪れる人々に本場台湾の美味しさを手軽に体験させてくれます。

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魚肉ソーセージとバジルの中華風炒め:スパイシーなハイボールのお供

料理雑誌「dancyu」の夏号では、日々の食卓で手軽に用意できる食材を活用し、刺激的な辛味と酸味が特徴の中華風おつまみレシピが特集されています。今回は、その中から「南方中華料理 南三」のオーナーシェフである水岡孝和さんが考案した「魚肉ソーセージ バジル炒め」に焦点を当て、その魅力と調理法を深く掘り下げていきます。この料理は、台湾の屋台料理にインスパイアされたバジル炒めに、日本で親しまれている魚肉ソーセージを大胆に組み合わせた、まさに和と中の融合を感じさせる逸品です。

スパイシーな香りが食欲をそそる!魚肉ソーセージとバジルの絶妙ハーモニー

2026年6月28日、料理雑誌「dancyu」が夏号で紹介した「麻・辣・酸 中華つまみ5番勝負」企画の中で、「南方中華料理 南三」のオーナーシェフ水岡孝和さんが考案した「魚肉ソーセージ バジル炒め」が注目を集めています。このレシピは、スーパーマーケットで手に入る身近な食材「魚肉ソーセージ」と「なす」を使い、台湾の屋台料理で見られるバジル炒めをヒントに、独特の風味豊かな一皿に仕上げられています。

水岡シェフによると、この料理は濃い甘辛いタレがベースとなっており、そこにフレッシュなバジルの爽やかな香りが加わることで、味に深みと奥行きが生まれます。さらに、唐辛子のピリッとした辛味と花椒のしびれるような刺激がアクセントとなり、一度食べ始めると止まらない、まさに「酒が進む」味わいです。特に、トロピカルな香りが特徴の台湾ウイスキー「カバラン」を使ったハイボールとの組み合わせは絶妙で、互いの風味を引き立て合います。

調理工程も非常にシンプルで、ご家庭でも手軽に挑戦できます。まず、魚肉ソーセージとなすは食べやすい厚さにスライスし、バジルは手でちぎって香りを立たせます。次に、砂糖、ウスターソース、オイスターソース、黒酢、酒を混ぜ合わせた特製の「合わせだれ」を用意します。

フライパンに胡麻油を熱し、薄切りにしたにんにく、生姜、唐辛子、粒花椒を弱火で炒めて香りを引き出します。唐辛子がほんのり色づき始めたら、スライスした魚肉ソーセージとなすを加えて中火でじっくりと炒めます。なすがしんなりとしたら、用意しておいた合わせだれとバジルを加え、強火で30秒ほど一気に炒め合わせれば完成です。この短時間での仕上げが、バジルの鮮やかな香りを保つ秘訣です。

水岡シェフは、「天厨菜館」や「桃の木」での修行を経て、銀座の「黒猫夜」で料理長を務めた後、独立。中国各地の郷土料理を巡る旅で得たインスピレーションを基に、雲南、湖南、台南の伝統食を取り入れた独創的な料理を提供する「南方中華料理 南三」を2018年にオープンしました。彼の料理は、伝統と革新が融合した唯一無二の味わいで、多くの食通を魅了しています。

この「魚肉ソーセージ バジル炒め」は、夏にぴったりのガツンとくる味わいながらも、身近な食材で気軽に作れる点が魅力です。食卓に新たな刺激と楽しみを加えてくれることでしょう。

この魚肉ソーセージとバジルの中華風炒めは、手軽な食材で本格的な中華の味わいを再現できる素晴らしいレシピです。特に、そのスパイシーさとバジルの香りの組み合わせは、食欲を刺激し、日々の食事に新たな楽しみをもたらしてくれるでしょう。また、ハイボールとの相性が抜群であることから、夏の夕食や友人との集まりにも最適です。水岡シェフのように、既存の枠にとらわれず、食材の組み合わせや調理法に新たな視点を取り入れることで、料理の可能性が無限に広がることを改めて実感しました。私たちも日々の食卓において、もっと自由に、そして創造的に料理と向き合ってみるべきだと感じさせられます。

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